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【菅谷梨沙子聖誕記念】黒魔術師りしゃこ(29)【州*‘ -‘リ】

1 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 21:29:14.30 O
立てます

2 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 21:38:18.38 O
あらすじ


孤児院で育った少女・りしゃこが母親捜しの旅にでる・・・というファンタジー物語


3 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/04(金) 21:39:36.32 0
     ___ハ__
チャ   、____丿
 チャ   ゙州*‘ -‘リ  リサーコ
  チャ  /゙゙゙c○c○)) リサーコ

チャ   __ハ__
 チャ  、____丿
  チャ   リ‘ -‘*州  アフォーレ
  ((( ○。○。゙゙゙\   アフォーレ

4 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 21:41:32.03 O
>>3


可愛すぎる・・・

5 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 21:45:12.57 O
誰もいないハズの薄暗い部屋に、物音だけがこだまする…
それも、徐々に大きくなっていく…

その物音に怯えるミキ帝…
本当は、ミキ帝もわかっていた…物音の発生場所は…
ただ、怖くて見れないのだ…

ずっと躊躇っていたミキ帝に、不幸が襲いかかってきた!


バカッ!!

突然、『匣』がひとりでに開いたのだ…!

「…ぎゃあぁぁぁーっ!」
今までにない大声で絶叫したミキ帝は、そのまま腰が砕けたようにへたり込み、そして、気を失った…


それから後…

突然開いた『匣』の中から、一人の少女が出てきた…
この部屋の主である、コンだ…
そう…今から数時間前に、マイミンの手によって縛り上げられた上に、『匣』詰めにされてたのだ…

ようやく自力で縄をほどいて『匣』を開けると、突然、叫び声が聞こえるではないか…

コンも、部屋の中で、何かとてつもないことが起きている…と怯え出した…

だが…今、何もしなければ、いずれ自分の身に危険が振りかかる可能性がある…
そう考えたコンは、中の様子を探る前に、『ある行動』に打って出た…

6 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 21:53:37.87 O
コンは中の様子を探る前に、『ある行動』に打って出た…

外の気配にびくびくしながらも、呪文を素早く詠唱する…

数秒後…コンのいる『匣』とは違った別の『匣』から、一人の少女が出てきた…
その少女こそが、マイミン達が捜しているエリカンだった…!

コンは意識をエリカンに集中させる…
すると、エリカンはコンの念じたままに、部屋の中の様子を探った…

エリカンを通じて、コンは部屋の中の様子を把握する…

その結果、部屋の中には今のところ、特に外敵の気配は感じられない…

コンはふーっと一息ついた…

とりあえず、難は去ったようだ…
コンの魔法・『傀儡の術』は、他人の感覚を支配するため、多大な精神力を必要とする…
(余談ではあるが、コンがよくお菓子を持ち歩いているのは、お菓子を食べることで、頭に糖分を与えて、脳をリラックスさせるためなのだ…)

そして、安全を確認したコンは、『匣』を押し開けて、部屋の中に出た…

7 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 22:21:45.66 O
エリカンを使って安全を確認したコンは、『匣』から出てきた…

薄暗い部屋を見渡しても、外敵の姿はなく、部屋の中には、コンと、『傀儡の術』で帯同中のエリカン…
それと、別の『匣』に入っているアベナッチとゴトーだけだ…


先程までは、絶叫が聞こえたので身の安全ばかり考えていたコンだったが、落ち着きを取り戻すと、
何故、自分が『匣』の中に入っていたのかを思い出そうとした…

(…確か…ワタシは…夕食の時間まで調べものをしようとして、部屋に戻ったんだっけ…そして…)
コンはようやく思い出した…自分の身に起きた屈辱を…!

(…マイミン!…そうだ、マイミンが…!)
怒りに肩をわななかせる…
が、同時に不意に頭によぎったのが、マイミンの行方…
コンはマイミンに襲われたのだから、マイミンは自分の“意思”を取り戻したことになる…
当然、逃亡したに違いない…
これは、かなり重大なミスだ…

そうなると、ミキ帝とアヤヤから痛烈な叱責を受けるに違いない…
(…ヤバッ!…早くマイミンを捜さないと!)
そう判断したコンは、急いで部屋を出ようとした!

その時だ!

8 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/04(金) 22:23:27.24 0
帰ってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

9 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 22:50:18.96 O
>>8


歓迎ありがとうございます!
しかしながら今の生活環境だと、狼での連載は正直難しいんですよね

一応昼間は働いてますが、仕事の合間に携帯で保全するのが今では一苦労なんですよ

・・・愚痴ってスミマセン
とりあえず、ストックが貯まりましたので、放出したいと思います

10 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/04(金) 23:55:24.70 O
コンが部屋を出ようとした、その時だ!


バタッ!!

「…痛ーっ!」
何かに足をとられて転倒したコン…

「…もう!一体何なのよ!?」
転んだことに腹を立て、足で踏んづけたものを見てみた…

「…ぎゃあぁぁぁーっ!」
コンは腰砕けになって力なくへたり込み、そのまま気を失った…


コンが気を失う前に見たもの…それは、白目を剥いて気絶して倒れているミキ帝だったのだ…
なるほど、一見すると、気絶したミキ帝が死んでいるようにも見える…

ミキ帝とコンの、偶然が重なりあって起きた“気絶事件”…
神の悪戯か…この“事件”が、思わぬ事態を招いてしまった…!


30分くらい経っただろうか…コンを捜しに行っていたアヤヤがアジトに戻ってきた

「ただいまー…」
捜していたコンが見つからなかったので、ミキ帝のいる、コンの部屋に向かった

「…どう?ミキタン?…コンちゃ…ん?……わっ!?」
扉を開けるなり、白目を剥いて倒れているミキ帝とコンを発見したアヤヤは、あまりにも奇っ怪な光景に思わず叫んでしまった…

だが、二人と違って肚が座っているのか、アヤヤは二人の元に駆け付けた
「…ミキタン!?…コンちゃん!?」

11 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/05(土) 02:03:46.18 O
避難所のをしばらくはずっと貼るの?

12 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/05(土) 04:54:49.40 O


13 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 05:55:08.43 O
>>11


そうしようと思ってます


14 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/05(土) 06:43:20.12 0
おはよう

15 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 07:22:26.79 O
>>14


おはようございます
今日も仕事にがんばります

16 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/05(土) 07:47:39.59 O
白目を剥いて倒れているミキ帝とコンの元に駆け付けたアヤヤ…
気絶してる二人を揺すって叩いて、なんとか起こすことに成功した

「…う…ううん…」
「ミキタン!?…しっかりして!」
「…あ、アヤちゃん…」
「…良かった…!」

ミキ帝の無事を確かめたアヤヤは嬉しさのあまり、ミキ帝に抱きついた…
「ち、ちょっと…恥ずいんですけどっ?」
照れながらも、まんざらでもないミキ帝ではあった
「…う…う…あっ…」
「…コンちゃん!?」
「…ん…!…ぎゃあぁぁぁーっ!…ひいぃぃぃっ!」
起きた途端、再び絶叫するコン…

「…ちょっとコンちゃん…どうしたのー?」
アヤヤが問いかけると、
「…お、お化けっ!…ア、アヤヤさんの…う、う、後ろ!後ろっ!」
コンが言うので、アヤヤが後ろを振り返ると…

「…?」
アヤヤの後ろには、ミキ帝しかいない…
「…コンちゃん?…お化けなんて…いないよ?」
アヤヤがコンに言うと、コンは、
「…ミキさんの…お化け…後ろ…」
と、答えた

この台詞に、ミキ帝は顔を引きつらせながら、コンの目の前に迫った…

「…だ〜れ〜が〜お〜化〜け〜だって〜!?」
そう言うや否や、コンの頭を“梅干し”をお見舞いする

17 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/05(土) 10:50:28.78 O
保全します

18 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 10:55:03.80 O
自分をお化け呼ばわりしたコンにお仕置きをしたミキ帝は、溜飲が下がったのか、平静を取り戻す
そしてお互いが、何があったのかを話し合った…
「…じゃあ、ミキタンはコンちゃんに驚いて気絶した訳で…コンちゃんはミキタンが死んでる、と思って気絶した…って訳ね…」
「…ええ…」
「…うん…」
アヤヤに自分達の弱いところを知られてバツの悪そうな二人
すると案の定、
「…だらしないわね」
と、バッサリ切り捨てられた…
二人は内心悔しかったが、あれしきのことで気絶した己のお粗末さと、相手がアヤヤと言うこともあって、じっと我慢した

しばらく二人の沈黙が続いた後、
「…ところでさ、コンちゃん…」
と、アヤヤの舌鋒の先がコン一人に向けられた

「…ハ、ハヒ!」
きっと“あの件”が追及されると察知したコンは、焦るあまり、つい、声が裏返ってしまった…

「…マイミンのことなんだけど…」
急に、アヤヤの目つきが険しくなった…
覚悟はしつつも、緊張し、唾を飲み込むコン…

アヤヤの口から出た言葉はやはり、
「…マイミンが脱走したんだけど…!」
の一言だった

「…!」
身体を硬直させ、再度、唾を飲み込むコン…
一気に針のムシロだ…

19 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 12:19:47.11 O
アヤヤにマイミンのことを追及され、硬直し、言葉に詰まるコン…

そんなコンに苛立ち始めたミキ帝が
「どうなんだよ!?」
とさらに詰問する…

だが、コンにしてみれば、部屋に戻った途端、マイミンに襲いかかられただけであり、
何故、マイミンにかけた術が解けたのかなんか、到底わかる訳がない…

コンも変に考えるのはやめて、素直に
「…原因は…わかりません…」
と、答えた

すると、二人の反応は、コンの予想とは違っていた
「…そっか…」
「…じゃあ、仕方ないな…」
てっきり叱責されると思っていただけに、コンは拍子抜けしたと同時に、ホッと胸を撫で下ろした


「…じゃあ、とりあえず、部屋を片付けましょ!」
アヤヤの号令で、散乱したコンの部屋を片付けることにした三人…

しかし、しばらくすると、コンの顔が、みるみる間に青ざめていく…

「…どうしたの、コンちゃん?」
アヤヤが声をかけると、コンは力なく呟いた…

「…エリカンが…エリカンが…いない…!」

20 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 14:16:48.60 O
>>11


今書いてるのは夜に更新していきます

21 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 14:19:53.27 O
>>11


なにかリクエストがありましたら承ります

22 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 15:47:22.63 O
コンが重大な事実に気付いた…!

「…エリカンが…エリカンが…いない…!」

それを聞いた二人の思考回路は、一瞬、停止した…

そして、間を空けて、
「…え?…マ、マジでぇ〜!?」
「…嘘だろ〜!?」
と、絶叫した…

ふと見ると、コンはすっかり萎縮して、小さくなっている…

「…おい、コンちゃん!…頼むから
リl|*´∀`l|<でも、嘘なんだよ!
…って、言ってくれよ?」
と、口走ったミキ帝は明らかに混乱している…

それを聞いたコンは、
「…リl|*´∀`l|<でも、嘘なんだよ…」
と、テンパりながらもマネてみせた…
やはり、コンも明らかに混乱している…


そんなカオス状態に業を煮やしたアヤヤが、
「…ゴルァ!ええ加減にせんかいっ!…ごちゃごちゃ言うとると、犯すぞ!…この雌ブタ共がっ!」
と、キレて、二人を一喝した…

「「…ス、スミマセン」」
二人とも、すっかりシュンとしてしまった…

だが、ドSのアヤヤが言った『雌ブタ!』、『犯すぞ!』という言葉に、隠れドMのミキ帝がジュン…!となったのは秘密である…

23 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 16:47:59.81 O
同時刻―

りしゃこ達の寝泊まりしているヤグー邸では、
りしゃこ達、ヨッシーノ達、帰還したマイミンが、ミキ帝のアジト襲撃の準備中だった…

食堂にて、最終チェックが進められている

「…いい?…今回の参加者は、アタシとヨッちゃん、『輝く女神』のみんな…それとマイミンで行くわよ!
悪いけど…りしゃこ達は、まだ『大会』が残ってるから、そっちに専念してちょうだい!
みんな…OK?」

「「「…OK!」」」
いよいよエリカン奪還に向けて、ヨッシーノ達が出発する前だった…
りしゃこ達も作戦に参加しないが、みんなの見送りで玄関前に集合していた…

すると、

ガチャ…!!

何の前触れもなく、玄関の扉が開いた…
そこからゆらり…と現れた人影…
その姿に、一同は驚きのあまり声を失い、しかし、それが次の瞬間には、歓喜の叫び声へと変わっていった…

「…エリィィィー!」
誰よりも早く、マイミンが人影に向かって駆け出し、そして、強く、抱き締めた…

「…エリー…!…ゴメン!…オレが、オレがバカだったよ…やっぱり、エリー無しでは、生きていけない…」

24 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 18:18:32.91 O
ヤグー邸に突然、ふらりと帰ってきたエリカン…

誰よりも真っ先に駆けつけ、エリカンを愛しく抱き締めたマイミン…
その光景に、誰もが目を細め、二人を祝福する…

だが、目を覆いたくなるような惨劇が待っていた…


「…かはっ!?」

エリカンを抱き締めていたマイミンの背中に、突然、真っ赤な斑点が浮かび上がった…!
その斑点が、みるみるうちに大きくなっていく…
みんなが、その真っ赤な斑点が“血”だと気付くのに、そう時間はかからなかった…

「…きゃあぁぁーっ!」
絶叫が玄関ホールに響く…
「…エ、エリィ…!」
口から鮮血を滴らせながらも、愛しい人の名前を呼ぶマイミン…
だが、程なくして、マイミンの腕がエリカンから離れていき、
やがて、エリカンに縋りつくように崩れ落ちた…

…エリカンの手には、氷の刃が…これが、マイミンを貫いたに違いない…

愛し合っていたハズの二人の間に起きた惨劇…
一同は絶句した…
静かにその場に佇むエリカン…鮮血を流して倒れたままのマイミン…
誰もが硬直してしまい、その場を動けずにいた…
しかし…
「…エリカン!…あなた…何てことを!?」
何者かがエリカンとマイミンの間に割って入った…

25 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 20:38:16.82 O
エリカンとマイミンの間に割って入ったのは、メーグルだった
「…エリカン!…あなた、何てことを!?…正気なの!?」

真正面からエリカンを睨み付け、強く非難する…
が、エリカンの返答は…

ヒュン!!

手にした氷の刃でメーグルを斬りつけた!
エリカンの行為に唖然とするメーグル…
「…!?」
顔に痛みが走った…
ヒリヒリとする箇所に触れてみる…
ヌメッとした生温い感触と鉄の匂い…

「…エリカン…あなた…」
突然、メーグルはエリカンに向かって魔法をぶっ放した!
大きく後方へ吹っ飛ぶエリカンに、さらに追い討ちをかけようとするメーグル
「ちょっと待って、メーグル…!」
サキとモモが必死に止めに入る…
傍から見れば、メーグルがエリカンを襲った風にしか見えないからだ…

「みんな気をつけて!…エリカンは…正気じゃないわ!」
メーグルの言葉に騒然とする…

「…それって、どういうこと!?」
「わかんない!…ただ、エリカンは正気じゃないわ!…みんなで抑えなきゃ!」
「…わかった…!おい、みんな!エリカンを取り囲め!」

エリカンを警戒しながら、一同は散開した…

26 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 21:39:11.79 O
正気を失ったエリカンを抑えるために、一同は散開した…


「…まいったわね…」
リカサークが呟く
「ああ、相手が身内なだけに、迂闊に手は出せないしな…」
ヨッシーノも、どうしたものか…と悩んでいるようだ
だが、マイハが呟くように言った一言に、みんなが気付かされた
「…あの出血…早くなんとかしないと…大変なことになるの…」

見ると、マイミンの衣服は出血で真っ赤に染まっていた…!
そのおびただしい出血量に、みんなの顔が青ざめていく…

このままでは、マイミンが死んでしまう…!
なんとしてもマイミンを救出し、手当てをしなければ…!

そこで全員が互いの顔を見てみる…
すると、メーグルが全員の顔を見て、アイ・コンタクトをした…
どうやら、メーグルが切り込む決心をしたようだ…
それにみんなが頷いた…
サキもモモも、メーグルを掴んでいた手をそっと離す…

その手が離れた瞬間に、メーグルが一足飛びにエリカンに向かっていった!
「…ゴメン、エリカン!…ちょっと痛いと思うけど…」
メーグルが密かに詠唱していた魔法を一気に解き放つ!

27 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/05(土) 22:40:44.09 0
おつかれ保全

28 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/05(土) 22:46:18.15 O
>>27


いえいえ・・・
本編も早く進めないと・・・

29 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 00:06:26.72 O
「…ゴメン、エリカン!…ちょっと痛いけど…」
エリカンに一足飛びで急接近したメーグルが、至近距離で魔法をぶっ放した!

ドウッ!!

高圧力の水球が、エリカンの腹部にめり込み、その身体を大きく後方へ吹き飛ばした!
しかし、メーグルもその反動に耐え切れずに、後方へと吹っ飛ぶ…

「…メーグルッ!」
すぐさま、サキ、モモの二人が駆け寄るが、メーグルは
「…ワタシのことはいいから!…早くマイミンを!」
と、指示を出す…

二人は
「…ゴメン、メーグル…」
と、言い残し、マイミンの元へ駆け寄った

「…マイミン!?…しっかりして!」
凶刃に倒れたマイミンを介抱するサキとモモ…
「…うぐっ!?…サ、サキか…」
「…マイミン!」
どうやら、意識はある…だが、よく見ると、手足が小刻みに震えている…
あまり楽観は出来ない状況だ…

「…そっと…そっと運ぶわよ!」
「…わかってる…」
エリカンが動けない内に、少しずつ、マイミンを連れ戻すサキとモモ…

だが…
後方へと吹き飛ばされたエリカンがゆらり…と立ち上がった…!
そして、ゆっくりと、マイミンを抱き抱えているサキとモモに向かって、魔法を放つ準備をしている…!

30 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/06(日) 00:28:18.88 O
保全します

31 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/06(日) 03:56:48.73 O
保全します

32 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/06(日) 06:40:50.39 0
保全するよ!

33 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 07:02:52.71 O
>>32


今起きました
これから活動します!

34 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 09:16:09.05 O
魔法を放つ準備をしているエリカンの手に、冷気が集まり、氷の刃が出来上がる…!
それを、前方…すなわち、サキ達に向けて発射した!

バシュッ!!

発射音とともにサキ達を貫かんと迫る氷の刃…!

しかし、その刃が三人にまで届くことはなかった


パキィィィン!!

ガラスの砕けたような音が玄関ホールに響いた…

「…間に合った!…ここはワタシが防ぐの…!」
刃が到達する寸前に、マイハが氷の壁を創って防いだのだ…!
「…助かった…!」
目の前まで迫ってきた刃が消滅して安堵するサキ達…

飛び道具を防がれたのを見たエリカンは、今度は接近戦で挑もうとする…が、
「…おっと!…ここから先は近付けさせないよ!」
「…悪いけど、そういうコト♪」
エローカ、ユイヤンら『輝く女神』の面々が壁となって、エリカンの前に立ちはだかる…

「…ほら!…ここまで来れば大丈夫!」
ヨッシーノとリカサークが手招きして玄関ホールの隅っこに三人を誘導した

「…いい?…ウチらがあの娘をここまで近付けさせないから、だから、みんなは治療に専念して!…わかった?」
りしゃこ達の返事も聞かずに二人はメンバーの手助けに向かった…

35 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 10:49:40.32 O
仲間のサポートに向かうヨッシーノ達…

マイミンの治療を託されたりしゃこ達がすべきことはただ一つ…いち早く、マイミンの容体を良くすること…
直接、交わりのないマイミンやエリカンのために身体を張ってくれているヨッシーノ達のためにも…

「…かなりムチャクチャだけど、なんとかするからね!」
モモがマイミンに呼び掛ける
モモの呼び掛けにも、意識が朦朧としてるのか、マイミンは頷くのが精一杯だった

モモが応急措置を始める
まずは傷口を診てみた
「…マズいわねぇ…」

モモが診ても、状態はあまりよくないらしい
そこでしばらく考えたモモは、
「マイハ!」
と、マイハを呼び寄せた

「…どうしたの?」
唐突にモモに呼ばれて不思議がるマイハに、モモはとんでもない指示を出した
「マイハ!…マイミンの、この傷口を凍らせて!」
「…えっ!?…な、何…?」
「いいから…早く!」
躊躇っているマイハを、モモが急かす
「早く出血を止めないとマズいのよ!…手っ取り早く止血するのはそれが一番なの!」
「…わかった…やってみるの…」
モモのもっともらしい説明に、マイハはマイミンに術を施した

36 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 12:25:58.97 O
マイミンの傷口を、なんと、凍らせることで止血したモモ…

かなりムチャクチャなことかと思われたが、思いの外、出血は止まったようだ

だが、これはあくまでも応急措置…傷を治すには、いち早く治療しなければならない


「サキ!…特訓の成果をよろしくね!」
「…わかってる!」
モモにハッパをかけられたサキは、マイミンの傷口に手をかざし、覚えたての白魔法を施した…

ポウッ…とサキの掌が、淡く白く光る…
手をかざされた部位は、淡い光に包まれて、徐々に傷口が塞がっていくようにも見える…

サキの額から、沸々と、玉のような汗が浮かび上がる…
一見、何気なく術を施しているようでも、相当の精神力を消耗しているだろう…
サキの“静かな戦い”が、このまま何事もなく続くと思われた…しかし、


「うわあぁぁっ!」
マイミンの治療をしているりしゃこ達の傍に、ヨッシーノが飛び込んできた!

「…やべぇ!…“暴走”しちゃったみたいだYo!」

りしゃこ達が、ふと、エリカンに目を向けると、そこには、巨大な『氷の華』が出現していた…

37 名前:名無し募集中。。。 :2008/04/06(日) 15:28:32.73 O
保全します

38 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 15:34:18.09 O
りしゃこ達の視線の先にあったのは、巨大な『氷の華』…

りしゃこ達はこんな光景を、以前にも見たことがある…
そう、『魔導大会』でのマイハがそうだった…

術者が、発動させた魔法を制御出来ない、もっとも危険な状態だ
このままでは、術を発動させているエリカンへの負荷がかかり過ぎて、身体がボロボロになってしまう…
しかも、治療のため動けないマイミンが襲いかかられたら、今度こそ生死に関わる致命傷になるだろう…

りしゃこ達の決断は早かった

「…サキ、モモ、そしてりしゃこ!…マイミンを頼んだわよ!」
メーグルがそう言うと、ミヤビ、ユリーナ、チナリ、マァ、マイハが立ち上がった…

「…ウチらが引き付けておくから、サキ、モモ、後はお願い…!」
ミヤビがそう言い残して、その場を離れようとしたが、りしゃこが
「…ミヤ!…アタシも行く!」
と、言い出した

ミヤビは振り返ることなく言った…
「りしゃこ…マイミンを治してあげるんだよ」

「…でも…アタシ、白魔法なんて…」
ミヤビの言葉の意図することがわからず戸惑うりしゃこに、
「いいのよ、使えなくたって…りしゃこはりしゃこの魔法を使えばいいじゃない?」
と、ミヤビは優しく語りかけた

39 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 17:34:57.94 O
「…アタシの…魔法…?」
ミヤビの残していった“謎かけ”に、りしゃこは首を傾げるばかり…

悩んでいるりしゃこに、
「…ねぇ…」
と、声がした

誰かに呼ばれた気がして、りしゃこは声のする方を振り向いた
そこには、マイミンの治療に当たっているサキがいた
「…アタシの治療…手伝って欲しいの…」
ミヤビに続き、サキまでもがりしゃこを惑わすことを言い出した

「…でも…」
躊躇うりしゃこに、
「りしゃこに賭けるしかないの…」
と、サキは静かに語りかける…
「…りしゃこの“光の魔法”…もし、魔法の力を増幅する特徴があるのなら…」
「…!」
りしゃこも気付いたようだ…
「…手伝う!」
すぐさまサキの傍に行き、マイミンの傷口にかざしているサキの手に、自分の手を添えた

すると、今まで淡く白い光が、強く、明るく光り出した!
その光の強さに伴って、マイミンの傷口もみるみるうちに塞がっていく…
「…全く…ムチャしてくれる…」
治療を受けている間、沈黙していたマイミンが口を開いた

「…エリカンは?」
暴走している相方・エリカンの心配をするマイミン
「…まだ、暴走してるわよ」
モモの言葉に、マイミンの目が大きく見開いた…!

40 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 18:44:58.14 O
エリカンの“暴走”の報に、マイミンの目が大きく見開いた…


突然、
「…オレが行く!」
と、マイミンが言い出した
「…ちょっと!…あなたひどいケガをしてるのよ!…もし、ケガが悪化したら、取り返しのつかないことになるのよ!」
と、ケガを心配してのモモの忠告に、
「…わかってるよ…だけど、あいつの“暴走”は…オレじゃないと止められない…そんな気がする…」
と、言い返したマイミン

そしてりしゃこに、
「…悪ぃ、りしゃこ…ちょっと手を貸してくれ」
と言って、魔法を施しているりしゃこの手を引っ張り込む

「…あっ!?」
手を引っ張られて慌てるりしゃこに
「…大丈夫だ…そのままでいい…」
と、優しく言うマイミン


少し間を置いて、マイミンは静かに目を閉じ、瞑想する…
すると、マイミンの全身が淡い光に包まれていった…!
ちょうど、サキやりしゃこの手が光っているのと同じ現象が、マイミンの全身で起きているのだ

驚くりしゃこ達とは対照的に、慌てることなく、マイミンはただ、呼吸を整え、瞑想を続けた…

やがて、全身の光が力強いものへと変化していった!

41 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 20:12:43.58 O
瞑想を始めたマイミンの身体が、淡い光に包まれ、やがて、その光はまばゆい光へと変化…いや、進化していった…!


マイミンの身体に起きた怪奇現象に、りしゃこ達が呆然とする中、瞑想をしていたマイミンの目が、ゆっくりと開いた…


光輝くマイミンを恐る恐る見ているりしゃこ達に、マイミンが語りかけた
「…もう大丈夫だ!…ありがとう…!」

そう告げると、あっという間にエリカンの元へと疾走した


「…ねぇ…何、あれ…?」
理解不能の現象に、モモはサキに答えを求めた

「…わかんないわよ…!ウチが聞きたいくらい……?……あっ!」
『わからない』と答えようとしたサキが、何かを思い出したようだ…

「ねぇねぇねぇ!…何?何?」
すかさず食い付いたモモに、サキが答えた

「…あれが、マイミンの『魔法』なのよ…きっと…」
「『魔法』!?…あれが!?」
さっぱりわからない様子のモモに、サキがさらに答えた

「…モモも知ってるでしょ?…マイミンのケガの治りが早いのは…」
「…ええ」
「…マイミンの『炎の魔法』は、『活力の炎』なのよ…」

42 名前:名無し募集中。。。 ◆LUGh2GKwx2 :2008/04/06(日) 21:04:29.99 O
「…『活力の炎』…?」


サキが言った言葉がわからずに聞き直すモモ

「…モモ、あなたもEXーZYX時代のマイミンは魔法が全く使えなかったの、覚えてる?」
「…うん、覚えてるよ!…それがどしたの?」
「…実際はね、マイミンはアタシ達が知らないところで使ってたのよ!」
「…いつ?…どこで?」
「…ケガしたり、病気した時よ…本人が自覚してるかわかんないけど、あの回復力は異常だわ!」

「…それにさ、魔法の資質のテストをした時だって、マイミンは『赤』の反応が出たでしょ?」
「…そりゃそうだけど…」
どうやら、マイミンの『超回復』の正体は、『炎の魔法』の力、ということで落ち着きそうだ…

「…そうとわかれば、早くみんなの加勢に行かなきゃ!」
「…やばっ!忘れてた!…ほら!りしゃこも…!」
「…う、うん!」

サキ、モモ、りしゃこの三人は、遅らばせながらみんなの加勢に向かった…


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