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黒魔術師りしゃこ(46)【州*‘ -‘リ】

1 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 13:36:50.45 O
州*‘ -‘リ<毎日が連休だけど立ててみた 後悔はしていない

2 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 13:44:33.93 O
いつものテンプレ

《物語のあらすじ》


魔法と幻想の国・ハロモニア。
ある一人の少女の物語。

少女の名前はりしゃこ。

りしゃこには夢があった。
『母親に会いたい』という夢が。

その夢を叶えるために、りしゃこは旅に出る決心をした。
目指すはハロモニア国の王都・ハロモニア―

一年後の今頃、王都では魔法使い達による十年に一度の『魔導大会』なるものが開かれるらしい・・・
そして、その栄えある優勝者は、ハロモニア女王により願い事が叶えられると―

十歳の誕生日を迎えたりしゃこは、夢に向かって旅立つ。
そんな少女の物語。

3 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 14:11:30.40 O
いつものテンプレ

《登場人物1》
州*‘ -‘リ【りしゃこ】
主人公。魔法使いの卵。
天涯孤独で孤児院にて育つ。
『母親に会いたい』という夢を叶えるため、優勝者の願い事が叶うという『魔導大会』に参加するべく旅に出る。
『光』の魔法使い。
ノノl∂_∂'ル【ミヤビ】
魔法使い見習い。
りしゃこと同じく孤児院で育つ。
りしゃこのお姉さん役。
『炎』の魔法使い。
川´・_・リ【サキ】
りしゃこやミヤビの監視役兼保護者。
『水』の魔法使い。
ル*’-’リ【モモ】
りしゃこ達が旅の途中で出会い、行動を共にする。忍者。
『火』の忍法を扱う。
从o゚ー゚从【マァ=サ】
母性愛溢れるマッチョ妖精。魔法よりも肉弾戦が得意。
【土】の魔法を使う。
从*’w’)【マイハ】
華奢な妖精。マァとは対照的に魔法が得意。
【氷】の魔法使い。
川*^∇^)|【ユリーナ】
エルフ。 性格はかなり気まぐれでマイペース。
【雷】の魔法使い。
从*´∇`)【チナリ】
エルフ。人懐っこい性格だがやや騒々しい。
【風】の魔法使い。

4 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 14:53:37.72 O
いつものテンプレ

《登場人物2》
从*・ゥ・从【マイミン】
武闘家。とても強いがあまり頭はよろしくないのが玉に瑕。
【炎】の魔法を知らず知らずのうちに使っている・・・
リl|*´∀`l|【エリカン】
マイミンのパートナー。常識人だが、実はマイミン同様、あまり頭はよろしくない。
【氷】の魔法使い。
洲*` v ´)【アイリーナ】
州´・ v ・)【アイリーネ】
双子の天才魔術師。双子ながら性格は正反対で、アイリーナは勝ち気、アイリーネはおっとりしている。
【水】の魔法使い。
リ|*‘ヮ‘)|【メーグル】
占い師兼魔術師。訳あってりしゃこの旅を陰ながらのサポートをしている。
【水】の魔法使い。
リ ・―・リ【チッサー】
りしゃこ達が初めて訪れた街で出会った元気いっぱいの女の子。商人の娘。
ノソ*^ o゚)【ナッキー】
りしゃこ達が途中で出会ったメイド。なぜかトラブルに巻き込まれやすい。
ノk|‘−‘)【カンニャ】
大富豪の一人娘。無口で寂しがり屋。そのためか、性格はかなりエキセントリック。
(o・ ・)【マイ】
子供であることすら武器にする計算高い悪戯っ子。温泉宿の娘。頭の回転の速さは大人顔負け。

5 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 14:56:07.61 0
本スレが落ちそうになってるのに

6 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:00:50.64 0
このスレのやつらって生まれてから何年彼女出来てないの?
年齢ぶんだけ?
wwwww


7 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:01:26.00 0
>>1
死ね
お前はつまらないAA作るだけでお話作りの才能は無い

8 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:01:49.97 0
>>1
豚野郎!!
叩き殺すぞ?
内臓破裂させるぞ?


9 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:02:28.41 0
また小説スレか
最底辺ってこうかね
失うものが何も無いからw


10 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:02:41.54 O
よくずっと続けられるな
感想もないのに

11 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:07:40.82 O
《登場人物3》
【ユーコ】
女王。怖い。『救世主』としてりしゃこを呼び寄せる。
【ヤスス】
女王に仕える大臣。苦労人でいい人。
【アツコ】
女王のお庭番にして忍者。諜報活動で女王の手助けをしている。
【ヤグー】
元・ハロモニア王国の特殊部隊・『EX=ZYX』の長官。黒幕?

※『暁の乙女』
王都ハロモニアを守護する女の子だけの警護隊。女の子達の憧れの的の存在。
【アイオーラ】
現・隊長。剣士。基本に忠実な正統派。
【ガキシャン】
現・副隊長。剣士。努力の人。多彩な技を持つ。
【レイニャ】
特攻隊長。半獣人。忍者。自慢のスピードで相手を撹乱する。
【キャメイ】
正規兵。行き当たりばったり・・・もとい、臨機応変な戦いを得意とする。
【サユミン】
正規兵。腹黒い・・・もとい、緻密に計算された戦いを得意とする。
【コハ】
孤児院で生まれ育った平凡な村の娘・・・だが、コハには大きな秘密が・・・
【キラリちゃん】
コハのもう一つの顔。
数少ない【光】の魔法を使う魔法少女。けっこう自信家。
【ミッツー】
名門の僧侶の娘。摩訶不思議な法力を使う。
【ジュンジュン】【リンリン】
武闘家コンビ。ジュンジュンが剛、リンリンが柔の技を使う。二人のコンビネーションは息ピッタリ。

12 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:55:31.21 O
ガチャリ・・・
「ういぃぃぃ〜・・・邪魔するでぇ〜」

「「女王様っ!」」
突如、何の前触れもなく女王・ユーコがふらりと部屋に入ってきた

「いや、守衛に聞いたらみんながこの部屋に集まってるってな・・・
で、みんながおるからこの際、新しくわかったことを報告しようと思ってな」
そう語るユーコの顔は曇っていた

「それで・・・報告、というのは?」
「ああ、そのことやけど・・・ナッチ、ゴッちん、みんなに説明したってくれるか?」
「うん・・・」
「いいよ・・・」


「じゃあ・・・アベさんとゴトーさんは・・・」
「そう・・・『時空の歪み』に巻き込まれてしまったの・・・」
「そして、気を失っているところをミキ帝とアヤヤに拾われた・・・っていうワケなの・・・」
「そう・・・だったんですか・・・」
アベナッチ、ゴトーの二人が語る“事実”に、『暁の乙女』のメンバーは驚きながらもしっかりと受け止めていた
しかし、ユーコから次に語られた“事実”には思わず耳を疑ってしまった

「そして、最悪なことに“古の邪神”が目醒めてしもたんや・・・!」

13 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 16:01:12.03 0
乙〜

14 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 17:37:00.27 O
「な、何なんですか!?・・・その、『古の邪神』って・・・?」
耳慣れない言葉に、ガキシャンが思わず聞き返した
そして、周りもガキシャン同様、耳慣れない言葉にキョトンとしていた

「う〜ん・・・」
最初はあまり言いたくなさそうなユーコだったが、やがて、面倒くさそうに頭をポリポリと掻きながら、ぽつりぽつりと“真実”を打ち明けていった

「ん〜・・・何から話したらええかな・・・
みんなも昔話で『ハロマゲドン』て聞いたことあるやろ?
ハロモニア最大の危機、と言われた・・・」
「はい・・・確か英雄・トゥンク様が敵対する悪魔を封印したことで幕を閉じたんですよね?」
ユーコの語りかけに年少のミッツーが答えた
ミッツーより年長のメンバーは知ってますよ、と言わんばかりにうんうん、と頷いてみせた

皆が『ハロマゲドン』のことを知っているのを確認したユーコは、ふう、と大きく息をついて、意を決して再び語り始めた
「みんなが知ってる『ハロマゲドン』は真実やないんや・・・
英雄・トゥンク様が封印したのは・・・」
言うのを躊躇っているユーコの姿に全員に緊張が走る
固唾を呑んで全員がユーコを見つめる中、ついにユーコが重い口を開いた

15 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 17:39:01.94 O
>>13
乙です
とりあえず頑張っていきます

16 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 18:02:51.50 O
「英雄・トゥンク様が封印したのは・・・
全知全能の神・・・」
ユーコが全てを語る前に、誰もが驚愕した

「そして唯一神・・・『マヤザック』・・・」
「「「!!!」」」
ユーコが最後に口にした言葉に、誰もが言葉を失ってしまった

静まりかえる医務室
無理もない・・・自分達の『神』が『悪しき邪神』であったとは・・・
しかも、封印されているとは到底信じられるワケがないのだ・・・

「それって・・・ホントなんですか・・・?」
沈黙を破って、隊長のアイオーラがか細い声でユーコに問い質した
ユーコは黙ってコクリと頷くのみ・・・

「そんな・・・」
誰彼ともなく落胆の声を洩らした
しかし、皆が落胆しているところへユーコが突然、服を脱ぎ始めた
「じょ、女王様っ!?」
ユーコの突然の行動に、一同は戸惑うが、やがてユーコの“意図”がわかると、静かにユーコの裸身を凝視した

「これが、その証拠や」
露になったユーコの裸身には、どす黒い紋様が全身を覆い尽くしていた
そして、その中心部にあるものに、一同の視線が集中した

17 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 18:06:40.14 O
つまんない

18 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 19:31:31.39 O
ユーコの裸身の中心部にあるものを凝視した一同に動揺が走った

「こ、これは・・・?」
『マヤザック』様の・・・紋様!?」
上ずった声をあげる一同にユーコは黙って頷く
そして、強い口調で皆に告げた
「そう・・・この『呪印』がウチの身体を“侵食”してるんや・・・」

「「『呪印』!?」」
「ああ、一口に言えば『呪い』やな・・・」
聞き慣れぬ言葉に戸惑う一同に、ユーコは説明する
その上で、今の深刻な事態を告げた
「そしてこの『呪印』が現れたのが一年前・・・
コイツがウチがトゥンク様から継承した『光の魔法力』を奪い取っているんや・・・」

ユーコの言葉に医務室は静まりかえる
聞きたくなかった『真実』―
皆、一様に俯き、黙り込んでしまった

押し黙る一同を見ながらも、ユーコはまた、言葉を続ける
「ウチもみんながショック受けると思たからずっと黙っとったんやけど・・・
でも、それも限界や・・・
やから、ウチはみんなに今まで隠してた“真実”を知らせたかったし、この深刻な“現実”を解って欲しかったんや」

19 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 20:49:45.15 O
テンプレ貼り忘れ

【進行状況】
@孤児院にて。お姉さん役のミヤビと保護者のサキと一緒に旅立つ
A最初の街へ向かう道中、行き倒れの少女・モモが押し掛け仲間に
B最初の街にて、オ・カール姉妹と出会って友達に
C妖精の森にて、マッチョ妖精・マァと栗鼠型妖精・マイハと出会って仲間に
D霊峰・クマイ岳にて妖精・ユリーナを助けて仲間に。ついでに妖精・チナリも仲間に・・・
Eエリアの境目で賞金稼ぎのマイミン、エリカンと激突!しかし、二人は仲間に・・・
F大富豪の街に到着。オ・カール姉妹と再開。大富豪の娘の誘拐事件の解決な乗り出す。
この時、大富豪のメイド・ナッキーとユリーナ、運命の出会い・・・
大富豪の娘・カンニャを助けて一件落着
Gその後、街にてりしゃこと謎の占い師・メーグルが初遭遇。この時、メーグルはりしゃこに力を授ける
そのせいか、りしゃこは身体的に成長する(りしゃπも)
Hメーグルの行方を追って一行はメーグルの故郷へ。この時、いたずらっ子・マイと遭遇。セクハラ攻撃に悩まされるも撃退
そして、りしゃこは運命のライバル、アイリーナ&アイリーネの双子の天才魔法使いに出会う
そして決闘・・・

20 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 21:09:36.66 O
テンプレ

【進行状況】
@りしゃこ、いきなり誘拐される(ミヤビも)
A後を追うサキ達。王都・ハロモニアに向かう途中、りしゃこを捜索していたリカサーク率いる『美勇団』の一行と出会う。双方の利害が一致し、仲間に
Bりしゃこ達は一足早く、最終目的地・ハロモニアに到着。りしゃこ達は誘拐事件の黒幕・ヤグーに謁見
C後を追う格好でサキ達もハロモニアに到着。リカサークの紹介で、ハロモニアの未来を憂う有志・ヨッシーノと出会う。以後、色々とお世話に・・・
Dメーグルの手引きでりしゃこ達とサキ達、涙の再開・・・
ヤグーの元で特訓したせいか、りしゃこ達、パワーアップ
同時に、サキ達はヤグーの保護観察下に置かれる
Eりしゃこ達、ヤグーの紹介で元・『暁の乙女』のノノタンの下で短期合宿。一同、パワーアップ!
Fりしゃこ達、ハロモニア女王・ユーコと遭遇!
G数奇な運命の悪戯か?はたまた退屈な神々の遊びか?りしゃこ達、今までのお友達がハロモニアに全員集合!
H『魔導大会』を前に、ヤグー、謎の失踪・・・
H『魔導大会』、遂に開催!予選会にて、りしゃこ達は極悪非道の5人組・『NO MARCY(無慈悲)』の面々と初遭遇・・・

21 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 22:01:59.53 O
もう終わりかも知れんね

22 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 23:11:58.96 0
>>1
前スレのURLくらい貼れお

23 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 23:12:19.74 0
黒魔術師りしゃこ(45)【州*‘ -‘リ】
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1226189539/

24 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 23:23:12.78 O
>>22
スミマセン・・・orz

>>23
かたじけないです・・・

25 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 00:12:29.82 O
今までハロモニアを護ってきたユーコの『魔力』の源が、『邪神・マヤザック』によって日に日に奪われている・・・
という信じ難い、しかし、受け入れなければいけない“真実”に、一同は放心状態になってしまった
この厳し過ぎる“真実”を受け入れるのに、気持ちの整理に時間が要るのだろう・・・
みんなが気持ちの整理を着けいる様子を、ユーコはただゆっくりと見守っていた

そしてしばらくして―
気持ちの整理が着いたのか、『暁の乙女』のメンバーから口々に質問が飛び出した
「あの女王様・・・」
「ん?」
「どうして、こんな大事なことを、もっと早くおっしゃって下さらなかったのですか?」
「そやな、もっと早よ言っとくべきやったんやけど・・・
この『呪印』が急に進行したのが三ヶ月前・・・それまで気付かんかったのもあるし・・・
丁度、あの『時空の歪み』による被害が多発してた時期やから、その対処に追われてそれどころやなかったからなぁ・・・」
「そうだったんですか・・・」
「あ、あのっ!」
「何?」
「その・・・『呪印』って何とかして消せないんですか?」
「ウチも色々試したんやけど・・・アカンかったわ。ごめんな」

26 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 01:11:15.24 O
深夜の巡回中

27 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 01:22:46.51 0
作者さん乙です
継続は力なりですねw

疲れた人より

28 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 01:47:59.64 O
>>27
乙です
ワタシも結構疲れてます
ちょっと長くなりすぎたかと・・・
でも最後までやらないと申し訳が立たないですから
まだもうちょい頑張ります

29 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 01:51:07.63 O
『暁の乙女』の一同の疑問に対して、女王・ユーコはひとつひとつはっきりと答えていく
そんな中、不意に隊長・アイオーラの口から今回の“危機”の核心に触れる質問が飛び出した
「あの・・・もし『邪神』が復活したら・・・このハロモニア一体はどうなるんですか?」

一同の誰もが聞きたい、しかし、女王に面と向かって聞き辛かった“質問”・・・
その質問にユーコはしばらく沈黙し考えた後、ゆっくりと口を開いた
「正直、どうなるかはウチにもわからん・・・
ただひとつ言えるんは・・・もし、『マヤザック』が復活したら、まず、また『ハロマゲドン』は起きるやろな
そんで、あちこちで『時空の歪み』が発生して、この世界はメチャクチャになるやろ・・・」
ユーコの言葉に一同は息を呑んだ
ある程度は覚悟はしていたとはいえ、予想以上の結末が待っていることに愕然とした

しかし、一同が沈黙している中、ユーコは言葉を続けていく
「そんで自我を失くしてしもた人等は、やがて『マヤザック』に精神を支配されてしもて『傀儡』になるっちゅうワケや・・・」
淡々と語るユーコとは対照的に、『暁の乙女』一同は明らかに動揺していた
特に、質問を切り出したアイオーラは誰よりもその動揺はひどかった

30 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 02:54:57.82 0
ほぜん

31 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 03:43:35.96 O
おやすみなさい

32 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 10:00:18.77 O
おはようございます

33 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 11:05:59.56 O
「アイちゃん・・・顔色悪いよ?大丈夫?」
「!?」

不意に隣にいたガキシャンから声を掛けられ、アイオーラはビクッとしてしまう・・・
しかし、他の目を気にしてか、すぐに冷静さを取り戻した後、
「あ・・・うん、大丈夫、大丈夫!」
と言って、心配するガキシャンに向かってややぎこちない笑顔を作ってみせる
「?・・・だったら別にいいんだけど・・・」
心配したガキシャンもアイオーラの振る舞いにそれ以上の追及はしなかった

・・・が、しかし、いつものアイオーラらしくない言動をユーコは見逃さなかった
(多分・・・何か隠してるな・・・?)
様子にこそ気付いたものの、ユーコはそれをおくびにも出さずに話を続けていった

「みんなえらい湿っぽいけどな、まだハロモニアがダメになるって決まったワケやないから!
・・・ウチかて何の策も用意してないワケやないんや!」
「「えっ!?」」
ユーコの力強い一言に、一同の顔に今まで失せていた生気が戻っていく
そして、誰彼ともなく
「ホントですか!?」
「大丈夫なんですか!?」
と、ユーコに向かって目を輝かせながら口走った

34 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 12:16:30.37 O
少し休憩

35 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 13:47:28.10 O
州*‘ -‘リ

36 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 14:12:27.32 O
「ああ!大丈夫や!」
ユーコはみんなの前で力強く言い切った

すると、一同から口々に
「やったぁ!」
「よかった〜!」
と、安堵の声が洩れた

皆がホッとするのは当然である・・・
何せ一同は、今朝、突然ユーコの口から初めて『ハロモニアの危機』を打ち明けられたのだから・・・
全く心の準備が出来ていない中での『衝撃の告白』を受けただけに、動揺は大きかったであろうし、
また、まだ『望み』があることに喜びを隠せなかったのも至極当たり前である

数分後―
安堵の喜びが冷めていくと、一同の関心やがてはユーコの言う『打開策』へと移っていく
お互いが何かを言いたげにチラチラと顔を見合せている
そんな様子を見たユーコは、一同に尋ねられる前に『打開策』について自ら切り出していった

「ちょっとええか?」
ユーコの一言に全員の視線が即座にユーコに集まり、静寂が室内を支配した
その静けさの中でユーコが話し始める
「みんなが気になってる『打開策』のことやけど・・・」
みんなが固唾を呑んでユーコの発する言葉を待つ
しかし、一同の思惑とは裏切る格好で、ユーコは
「それは明日改めてゆっくり話すわ」
と言った

37 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 15:28:11.04 O
紅白警戒

38 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 16:14:17.04 O
「「えーっ!?」」
ユーコの“お預け”に、『打開策』の発表を心待ちにしていた者達から残念がる声が洩れた
だが、それでもユーコの考えは変わらなかったし、同時にユーコが“お預け”をしたのには実はある“意図”が隠されてあった
―その“意図”は後ほど判明するワケだが・・・


「じゃあ、ウチはこれで・・・」
ひとしきり言いたいことだけ伝えた様子のユーコはそそくさと部屋を退出していく
その後、部屋内ではおしゃべりが始まった
「ふう〜・・・何かすごいことになっちゃったねー・・・」
「そうですよね・・・アタシ達、どうなるんだろ・・・」
「女王様、『打開策』のこと話してくれなかったけど・・・ホント大丈夫なのかなぁ〜・・・」
ユーコの「肩透かし」に誰もがガッカリしてため息を洩らす中、一人だけ精力的に動く者がいた

「あのー、アベさんゴトーさん!・・・女王様の言う『打開策』について何か聞いてないですか?」
「あーゴメンねアイちゃん!実はね、ナッチも何も教えてもらってないんだー!」
「ゴトーさんは・・・?」
「アタシも・・・教えてもらってないよ・・・」
「そう・・・ですか・・・」

39 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 17:50:39.81 O
少しあげます

40 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 19:01:47.90 O
精力的に動き回ったのは、隊長のアイオーラであった
『隊長』という責任のある立場がそうさせるのか、それとも、別の“意図”があったのか・・・

そんなアイオーラの頑張りを不憫に思ったのか、その様子を傍から見ていたヤススがこっそりとアイオーラに声をかけた
「アイちゃん・・・」
「ハ、ハイッ!」
「あのね・・・アタシ、ユーちゃんから口止めされてるんけど、そんなに“あのこと”が気になるんだったら・・・
チョットぐらいなら教えてあげてもいいわよ」

まさかのヤススの一言に思わずアイオーラは
「えっ!?ホントですか!?」
と叫んでしまう
それに慌てたヤススがアイオーラの口を咄嗟に手で塞ぎ、
(しーーーーっ!静かに!)
と少したしなめる
その後、アイオーラにこっそり
(・・・じゃあ、今晩九時にアタシの部屋にいらっしゃい♪)
と耳打ちして立ち去っていった

二人のやりとりがあった後も、室内はユーコの発言に噂しあっていた
・・・どうやらアイオーラとヤススのやりとりは誰の目にも不自然に写っておらず、気に留める者もいなかったようだ

41 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 19:03:40.85 0
支援

42 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 19:29:47.66 O
>>41
かたじけないです

43 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 20:10:01.36 O
卵祭

44 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 21:07:31.37 O
「じゃあ、そろそろアタシも失礼するわ!」
そう言うと、ユーコに続いてヤススもそそくさと部屋から退出していった
すると、ヤススが出ていったのをきっかけにアベナッチ、ゴトーの両名も
「ナッつぁん、そろそろウチらも行こか?」
「そだね!」
と、言い残し、部屋から退出してしまった・・・

主の居なくなった部屋に残されてしまった『暁の乙女』達・・・
「・・・どうします?」
手持ち無沙汰になったキャメイが隊長のアイオーラに尋ねる
それに対し、アイオーラは少し考えて
「もう用事がなくなったし・・・行こっか!」
と、答えた
その返事に、敬愛する“先輩”との再会に興奮醒めやらないガキシャンが
「そうしよ!じゃあ、アタシ達もアベさん達に負けらんないからこれから朝練ね!」
と、張り切って答えた
まったりモードだった周囲からは当然、ブーイングがあがる
「「えーーーっ!?やだーっ!!」」
しかし・・・
「コラーーーッ!!たるんでる!たるんでるのだ!
あのアベさんだってケガしてて痛いハズなのに、それをおして朝から訓練してるんだから!
アタシ達はもっと頑張んないと!ホラ、立って立って!」
「ガ、ガキさん・・・」
「こ、怖い・・・」

45 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 22:08:32.66 O
少しあげます

46 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 22:25:52.66 O
部屋を離れたアベナッチ、ゴトーの二人が向かった先は・・・

コンコン・・・

「ハァイ!どうぞー!」
「失礼しまぁ〜す!」
「どう・・・ぞ!?って・・・ええ〜〜〜っ!?」
「もお〜っ!何よサキ!うるさいって〜!」
「いや、あ、あ、あの・・・で、で、で・・・」
「もお〜!しっかりして・・・って!?」
「お邪魔しまぁ〜す・・・」

二人が向かった先、そこはりしゃこ達の部屋だった 二人を出迎えたサキとモモが突然の来訪に驚いたのだ
「ハァ〜イ♪通りますよ〜!」
「「!?」」
突然目の前に現れたアベナッチ、ゴトーにベッドで休んでいたりしゃこ達は目が点になってしまう・・・
りしゃこ達が驚くのはごもっともだ
りしゃこ達はまだケガの療養中だというのに、アベナッチ、ゴトーの二人はもうすっかりピンピンとしているのだ
そのタフネスぶりにただただ驚くばかり・・・

そして、ボーッとしてるりしゃこ達に二人は近づいていき、
「はじめまして・・・カナ?お二人さん♪」
と挨拶をした
昨日まで敵として相対していた二人が目の前にいることに違和感を感じていたりしゃこ達だったが、
にこやかに微笑んでいる二人に次第に心を許していった

47 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/24(月) 23:25:36.61 O
よろセン!まで待機

48 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 00:19:02.86 O
「あ、あの・・・はじめまして」
「よろしく・・・お願いしますだもん」
二人を目の前にして緊張したのか、ややぎこちない挨拶を行ったりしゃこ達
そんなりしゃこ達の感情を読み取ったのか、アベナッチは唐突に二人に抱きついた
「ホラ〜!どうした元気がないぞ〜!」
と言っては二人の頭がクシャクシャになるまで撫で回した
すると、突然頭をクシャクシャにされたりしゃこ達は
「あ〜っ!やだ〜っ!」
「もお!ひどいんだもんっ!」
とアベナッチの悪戯に嬌声をあげ、やや拗ねた表情をする
それを見たアベナッチはここぞ、とばかりにりしゃこの頬をつまんで無理矢理笑顔を作り
「ホラ、怒っちゃダメだよ〜!せっかくのめんこいお顔が台無しだよ〜!」
と、まるで子供をあやすように言った
当然、りしゃこはまたおかんむりになるが、次の瞬間、その怒り顔が急に笑顔に変わった
・・・というより、大爆笑しているのだ

何事!?と思った一同も視線をアベナッチに移すが、やはりりしゃこ同様、大爆笑してしまった・・・
「なにひょ〜!ひょんにゃにわはふころなひひゃない!?(何よ〜!そんなに笑うことないじゃない!?)」
・・・そう、アベナッチはりしゃこ達の緊張を解きほぐそうと、変顔をして見せたのだ

49 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 01:16:09.40 O
アベナッチの変顔で室内に笑い声がこだまする
ここ最近、ずっと緊迫した日々が続いていただけに、皆、久しぶりに心の底から笑った
そして、そこには今までりしゃこ達とアベさん達の間にあった“壁”はいつしか消えていた

それからしばらくして―
りしゃこ達とアベさん達はいつの間にかすっかり和んでいた
お互いが昨日の死闘での健闘を称え合う
「ホント若いのにとっても強かったわね〜!」
「いえ・・・そんな・・・」
「そんなことないよ。ウチらじゃ思いつかない攻撃ばっかで、ホント参ったよ!」
「エヘヘ♪」
つい昨日の出来事なのに、とても感慨深く感じられた
四人で話している中に、他のメンバーもいつしか会話の輪に交じっていた
「でも、アベさんにアタシの魔法をマネされた時は、ホンット!ビックリしたんですよー!」
「でしょ!でしょ!アレ、初めて見た人は全員驚くのよねー♪」
「あの、ゴトーさん・・・ありがとうございました!アタシのこの剣、直して下さったんですよね?」
「ん・・・そんなお礼なんかいいよ。
ただ、アタシはこんな良い剣がダメになっちゃうのがもったいなかっただけ」
「でも、ホントありがとうございました!」
「どういたしまして」

50 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 02:36:59.44 O
そんなやりとりが続く中、不意にミヤビからある“質問”が飛び出した

「アタシ、思ったんですケド・・・お二人って超人的な強さですよね?」
その言葉にアベナッチ、ゴトーはまんざらでもなさそうな表情を浮かべてはにかんだ
「いやぁ〜!それほどでもないって!」
「そうそう、この力も“ラブマ”・・・むぐっ!?」

アベナッチが何かを言いかけた時、突然、ゴトーがアベナッチの口を手で塞いだ
「あ、あの〜・・・」
二人の行動を不審に思ったサキが声をかけた
「なんですか?その・・・“ラブマ”なんとかって?」
その質問に、アベ、ゴトーが明らかに狼狽えた
「え゙っ!?・・・い、いやぁ〜・・・」
「ア、アハハ・・・聞き違いじゃ・・・ないかなぁ〜?」
空々しく白を切っているが、その目は泳いでいた
そんな二人の様子に、他のメンバー達も
「えっ!?何なんですか?その・・・“ラブマ”なんとかって?」
と、追及する
二人が返答に窮していると、そこへ、またもあの女が登場した

「ん?何かえらい賑やかやなぁ〜」
「「ユーちゃん!?」」
りしゃこ達とゴトー達の様子が気になってユーコが部屋を覗きに来たのだ

51 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 06:34:54.73 0
おはようございます

52 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 08:24:13.38 O
おきました

53 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 08:26:14.11 0
【アニメ/芸能】小室哲哉、別名義で作曲活動していた!ワンピース挿入歌「ビンクスの酒」は小室の作曲!
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/river/1227356956/

54 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 10:53:52.71 O
ユーコの登場に、うっかり“秘密”を洩らしかけたアベ、ゴトーはより一層狼狽する
しかし、“秘密”を知りたいりしゃこ達にとっては願ってもない“チャンス”が訪れた

先手必勝、とばかりにサキがユーコに切り出す
「あの〜女王様、“ラブマ・・・”ってなんですか?」
「わ、わ、わ!」
慌ててアベナッチがサキの言葉を大声で遮る
「?」
アベナッチの大声が邪魔して聞こえなかったのか、ユーコはキョトンとしているばかり
事無きを得て、ホッとしたのも束の間、今度はマイハが
「・・・あの、“ラブマ”って何なの?」
とユーコに尋ねる
しかし、敵もさるもの
「あ〜っ!今日はいい天気だなぁ〜っ!」
と、ゴトーが強引に言葉を被せ、またもや事無きを得た
だが、これしきで引き下がるりしゃこ達ではない
両者が互いに見つめ合って牽制しあう中、モモが
「あのぉ〜・・・ユーコお姉様ぁ♪」
モモの言った『お姉様』の一言にユーコは即座に過剰反応し、
「え゙っ!?何?何?何?」
と食いついた
一度耳を傾けさせればしめたもの、後はゆっくりユーコに質問すればいい
せっかくの誤魔化す努力がフイになり、アベナッチとゴトーは思わず天を仰いだ

55 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 12:56:21.63 0
支援

56 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 12:58:04.61 O
昼過ぎに

57 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 13:45:44.13 O
「で、モモちゃん♪お姉さんに何が聞きたいのかな〜?」
すっかり気分を良くしたユーコがモモの言葉に耳を傾けようとする
モモは当然ながら
「あのお、“ラブマ・・・”ってなんですかぁ?」
と質問する

「それはね・・・」
ニコニコしながらユーコが質問に答えようとする
もちろんりしゃこ達は興味津々といった様子で、ユーコの発言をワクワクしながら待ち望んでいる
しかし、ユーコは
「・・・教えない♪」
と可愛いらしく言った

わずか数秒後―
「・・・・・・」
ユーコの言動に室内が一瞬にして凍てついてしまった・・・
(あっ!ヤバッ!)
まさか自分の一言が滑ると思いもしなかったユーコは、冷ややかな視線にすっかり慌てふためいてしまう
耐え難い沈黙が漂い続ける・・・
いたたまれない空気が場を支配していく・・・
そして、ユーコはなんとか早急に失地回復する策を考えた結果・・・みんなの要望に応えることにした

すっかり諦めた様子のユーコが重い口を開く
「わぁーったわぁーった!じゃあ話すわ!もう・・・それでええやろ?」
その一言に、再びりしゃこ達の瞳が輝き出した
今まで黙ってきた“秘密”だけにしばしの間、躊躇ったが、意を決して語り始めた

58 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 15:17:09.27 O
>>53
騙されました・・・orz

>>55
かたじけないです親切な人

59 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 15:42:46.92 O
Berryz工房コネ━━━━━━('A`)━━━━━━!!!!

60 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 16:29:56.04 O
ちょっと落ち込んでる

61 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 16:58:16.00 O
「『ラブマ・・・』ちゅうんはな、ウチらがトゥンク様から託された“奇跡の力”・・・
『愛の装甲機神(ラブマシーン)』のことなんや」

「・・・・・・」
面白半分でユーコに聞いてはみたものの、飛び出してきた全く聞き慣れない言葉に、りしゃこ達はポカーンとしている
(やっぱり解らんか・・・)
ユーコはため息をついて、りしゃこ達に『愛の装甲機神』を理解させるため、傍にいたアベナッチ、ゴトーに一言命じた
「ナッチ!ゴッちん!“アレ”を“解除”して!」
ユーコに命じられたアベナッチ、ゴトーは初めは己の耳を疑った
ユーコの言う“アレ”はハロモニアにおける重要機密事項なだけに、人前で見せるのは“禁忌”とされてきた
それが女王の名において“解除”の命が下されたのがとても信じられなかったのだ
「ユーちゃん・・・“アレ”は・・・」
「もうええよ・・・この子らには、いつかは話さなアカンと思てたから
やから、この子らに見せたって・・・『愛の装甲機神』の姿を」
ユーコの決意をこめた言葉に、アベナッチ、ゴトーは戸惑いながらも『愛の装甲機神』の“封印”の“解除”を行い始めた

62 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 17:50:56.26 O
少しあげます

63 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 18:37:10.88 O
ユーコの命に従い、アベナッチ、ゴトーの二人が『愛の装甲機神』の“解放”の準備を始めた

「スゥーーーッ・・・」
目を閉じ、深呼吸をした後、精神を集中させる
すると、二人の息吹の高まりに反応して、静まり返った室内の空気が徐々に震えていくのが感じられた
やがて、その震動が耳鳴りを起こす程に達すると、突然、二人の身体中が光り始めた!

「「!!」」
光がそのまばゆさを増していったかと思うと、一瞬にして閃光に包まれた!
目も眩むような閃光を直視出来ず、りしゃこ達は目を閉じてしまう・・・

数秒後―
閃光が収まり、りしゃこ達が目を開けると、そこには“変身”したアベナッチ、ゴトーの姿があった
先程までの二人と明らかに違うのは、なにか金属製らしき『鎧』のようなものを身に纏っている点だ
しかし、りしゃこ達は不思議と驚きを感じなかった
いや、むしろ、二人の姿に“懐かしさ”すら感じていたのだ
何故、そう感じたのか、はじめのうちはわからなかったのだが、やがて、“記憶の糸”を辿っていくうちにりしゃこ達は“懐かしさ”の“理由”に気付いた

64 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 19:59:09.75 O
州*‘ -‘リ

65 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 20:26:47.56 0
この場を借りて書いておく
何も考えずにベリ℃小説語るスレ立てると毎回同じ流れになるよ

66 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 20:51:33.71 O
>>65
ご忠告ありがとうございます
ワタシの返答ですが、ベリ℃小説語るスレを立てる予定と気持ちはないです

ちょっと味気ない返答でスミマセン・・・

67 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 21:57:30.90 O
夜にまたあげます

68 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 22:48:32.16 O
「「アッーーー!!」」
りしゃこ達全員が一斉に気付いた
りしゃこ達が感じていた“懐かしさ”の“理由”・・・それは―

「『ロボロボ』じゃない!?」
嬉しそうにサキが言った
その言葉に、皆も嬉しそうにウンウン!と頷く
しかし、ユーコの反応は意外にも
「『ロボロボ』!?・・・何やねんそれ!?」
だった
そのユーコの一言に、呆気にとられたのはりしゃこ達だった
「あの・・・ご存じですよね?ノノさんの『ロボロボ』?」
きっとユーコが忘れてるだけだ、と思ったサキは再度言葉を繰り返した
しかしそれでもユーコの怪訝そうな表情は変わらなかった

だが―
「あ〜〜〜っ!!」
サキの言葉にユーコではなくアベナッチが嬌声をあげた
「な〜んだ!みんなノノの『ラブマシーン』を見たことあるんだ〜!」
アベナッチの言葉に傍にいたゴトーも
「あー、アレね。アレって『ロボロボ』って言うんだ!」
と一言呟き、ウンウンと頷く
二人の思い出した様子に慌てたユーコだったが、やがて二人同様、
「あーーーっ!!アレか!?」
と、ようやく気が付いた

腕組みし、一人でウンウンと頷いた後、ユーコが晴れ晴れとした顔つきで言った
「そう・・・アレか『愛の装甲機神』やねん!」

69 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/25(火) 23:42:05.95 O
ちょっとあげときます

70 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 00:36:31.86 O
よろセン!待機

71 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 01:49:18.94 O
「「えーーーっ!?」」
室内をりしゃこ達の叫び声がこだました
「アレが・・・その、『愛の装甲機神』なんですか!?」
目をぱちくりさせながらサキがユーコに尋ねた
「ん?そやけど?」
ユーコは事もなげに言った
その言葉を聞いた途端、りしゃこ達は軽く脱力した
ユーコから“重要機密事項”と、もったいぶって言われたものだから、一体どんなものなのか
正直ドキドキワクワクしていただけに、そのガッカリ感は大きかった

やや落胆しているりしゃこ達を見て、ユーコは眉をひそめ、
「ちょっとなんや、そのガッカリした顔は〜!」
と、ムッとした
そんなユーコを
「まぁまぁ・・・」
とアベナッチ、ゴトーが必死になだめる

そんな中、ゴトーがりしゃこ達に向かって、一つ提案をした
「みんなガッカリしてるみたいだけど、コイツの凄さ・・・見せてあげよっか?」
すると、ガッカリしていたりしゃこ達の表情もすっかり明るくなって
「えっ?ホントですか!?」
「見たい見たい!!」
と、はしゃぎ出した
「ちょっ!ゴッちん!?それはアカンて!」
さすがにさらなる“秘密”の公開は不味い、と思ったのか、ユーコはすかさず制止に入る

72 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 02:05:17.92 O
「「えーーーっ!?」」
室内をりしゃこ達の叫び声がこだました
「アレが・・・その、『愛の装甲機神』なんですか!?」
目をぱちくりさせながらサキがユーコに尋ねた
「ん?そやけど?」
ユーコは事もなげに言った
その言葉を聞いた途端、りしゃこ達は軽く脱力した
ユーコから“重要機密事項”と、もったいぶって言われたものだから、一体どんなものなのか
正直ドキドキワクワクしていただけに、そのガッカリ感は大きかった

やや落胆しているりしゃこ達を見て、ユーコは眉をひそめ、
「ちょっとなんや、そのガッカリした顔は〜!」
と、ムッとした
そんなユーコを
「まぁまぁ・・・」
とアベナッチ、ゴトーが必死になだめる

そんな中、ゴトーがりしゃこ達に向かって、一つ提案をした
「みんなガッカリしてるみたいだけど、コイツの凄さ・・・見せてあげよっか?」
すると、ガッカリしていたりしゃこ達の表情もすっかり明るくなって
「えっ?ホントですか!?」
「見たい見たい!!」
と、はしゃぎ出した
「ちょっ!ゴッちん!?それはアカンて!」
さすがにさらなる“秘密”の公開は不味い、と思ったのか、ユーコはすかさず制止に入る

73 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 02:06:18.63 O
>>72は書き込みミスです
スルーして下さい・・・

74 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 03:34:33.39 O
おやすみなさい

75 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 09:07:38.94 O
age

76 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 12:15:53.98 O
アベナッチ、ユーコが色めき立つ程のゴトーの『愛の装甲機神』の“秘密”公開に、
りしゃこ達のテンションは否が応でも上がっていく

「じゃあ・・・剣が使えるのは・・・」
「あっ!アタシがやります!」
ゴトーの問いかけにいち早く立候補したのは、細身剣を扱うユリーナだった
『魔導大会』で実際に闘い、その後もゴトーの奮闘ぶりを目の当たりにしているだけに、
同じ“剣士”として、ゴトーの真の実力を見てみたかったし、自分の実力を試してみたかったのだ
やる気十分のユリーナに、ゴトーも相手に不足なし、と判断してOKを出した

そして、ゴトーの“秘技”公開の時がきた―
「じゃあ、打ち込んできてもいいよー!」
「えっ!?でも・・・」
躊躇うユリーナにゴトーが剣による“打ち込み”を促す
しかし、ユリーナが躊躇うのには“理由”があった
ユリーナの目の前にいるゴトーは信じ難いことに、目隠しをして椅子に腰掛けているのだ
加えて、両腕は腕組みをしたまま、である
如何にゴトーが卓越した超一流の“剣士”であったとしても、目隠し、腕組みの状態では、
同じ“剣士”のはしくれのユリーナの斬撃を躱すのは、到底不可能としか思えないのだ

77 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 14:13:01.53 O
「大丈夫だよ」
ゴトーがそう言うものの、丸腰の相手に剣を振るうとあっては“剣士”の名折れ―
そう思っているユリーナはゴトーに向かって剣を振るうことが出来なかった

ユリーナが躊躇っているうちに、時間は刻一刻と過ぎていく・・・
やがて一同も、ユリーナの優柔不断さに次第にじれてきた
「ホラ、早く!」
ゴトーの“催促”にも、ユリーナは剣を振るえなかった
一同のイライラがピークに達しようとした時、突然、チナリが動いた

「チー!?」
驚くユリーナを無視してツカツカとゴトーの傍に歩み寄っていく
そして、ゴトーになにやら一言耳打ちをした
ゴトーもチナリの耳打ちに満足気に頷き、ユリーナに向かって一言物申した

「ユリーナちゃんはピリリまでだなぁ」

その一言を耳にした途端、ユリーナが突然、怒りに震え始めた
そして、
「ギャーーース!!」
と叫ぶや否や、大上段からゴトーめがけて剣を振り下ろした!
怒りに任せたユリーナの斬撃は、野生の熊の振り下ろしの如く、ゴトーの頭部を打ち砕くかのように思われた―
それほどまでの、“会心の一撃”だったのだ

78 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 16:24:12.45 O
あげ

79 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 18:28:25.50 O
ユリーナの“会心の一撃”を振り下ろした瞬間を、誰もが目を逸らすことが出来なかった
それぐらいの一瞬の出来事であった

誰もが瞬間的に、ゴトーの身体から鮮血が飛び散るシーンを想像し、思考が停止してしまった
しかし、一同は耳障りな金属音によって現実に引き戻される

ガキィィィン!!

よく目を凝らしてみると、ユリーナの剣はゴトーの頭上僅か10センチくらいのところで止まっていた
そして、ユリーナの剣を阻んでいたものは、鈍い銀色をした、なにか動物の節足の形状をしたものだった

派手な金属音に、りしゃこ達も、剣を振り下ろしたユリーナも我に返る
そして、目の前で起きた奇跡的な出来事にしばし呆然とした後、やがて歓声をあげた
「きゃーーーっ!!」
「すっごーーーい!!」
久し振りにゴトーの“秘技”を見たアベナッチやユーコも、思わず嘆息をつくほどだった

周囲がやんややんやの大歓声の中、正気に戻ったユリーナがゴトーに
「あ、あの・・・スミマセンッ!」
と必死に頭を下げていた
だが、ゴトーは意にも介さず
「だから『大丈夫』っていったでしょ?
♪大丈夫、きっと大丈夫〜大丈夫、きっと大丈夫〜!」
と鼻歌まじりに悪戯っぽく微笑んだ

80 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 19:45:11.08 O
あげ

81 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 21:05:45.98 O
しばらくみんながゴトーの“妙技”に酔いしれていた
そこへ、りしゃこ達から質問が飛び出した

「あの・・・アレって一体?」
りしゃこ達には『愛の装甲機神』がひとりでに作動してユリーナの斬撃を防いだ―
あの奇妙な現象が気になって仕方がなかったのだ

「ああ、アレがゴッちんの“秘技中の秘技”やな!」
ユーコが誇らし気に語る
「ゴッちんの『愛の装甲機神』の特性は、『剣撃』に特化したものなんや!」
「そうそう!ゴッつぁんが意識を研ぎ澄ますと、自動的に攻撃したり防御したり・・・
まさに『自動機械鎧(オートメイル)』だね!」
アベナッチが合いの手を入れる

りしゃこ達も理屈はよく解らないが、とにかく感心した
「この『愛の装甲機神』は、もうアタシの身体の一部なんだよね・・・」
『愛の装甲機神』の“核”を愛しそうに撫でながら、ゴトーが呟く
その様子を見たりしゃこが、
「まるで、“相棒”のようだもん!」
と、ふと口にした
「・・・・・・」
その言葉に、みんなが一瞬沈黙した
そして次の瞬間、
「「おおーっ!」」
と、歓声が上がった
「りしゃこ!うまいっ!」

82 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 21:55:08.00 0
お手伝い

83 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 22:56:35.27 O
そろそろ潮時

84 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 22:57:32.96 0
雑談しません?

85 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 23:25:29.45 O
>>84
いいですね
何から話しましょうか?

86 名前:名無し募集中。。。 ◆dNocpxoQKQ :2008/11/26(水) 23:32:49.98 0
>>85
まずはお久しぶりです
新狼ではお話した事があります早朝とかにw
僕ももうそろそろ何か書こうかと思ってます(多分狼以外で)
作者さんともう少し色々話したいんですけど難しいですね色々(狼だと)
前も書きましたけどPC導入して頂きたい方の一人ですw

87 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 23:42:48.68 O
>>86
ホントお久しぶりです
よく覚えています
PC導入は年末年始に導入出来れば・・・と思ってます

もしここで話し辛いようでしたら前回の場所で如何でしょうか?

88 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 23:50:20.72 O
こちらで

黒魔術師りしゃこ(27)【州*‘ -‘リ】
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1199935755/

89 名前:名無し募集中。。。 ◆dNocpxoQKQ :2008/11/26(水) 23:52:25.49 0
ここで話づらいってのはありますけど、たまにはアリかなとw
どちらにせよ伝えたい事は全部は書けないですよね
僕は作者さんの事好きなんで色々語りたいんですけどそれは叶わない
ぶっちゃけオフで会ってお話したい位なんですけど関東以外の方でしたよね?

PC導入待ってますよw

90 名前:名無し募集中。。。 ◆dNocpxoQKQ :2008/11/26(水) 23:54:15.62 0
被ったwこの鳥も適当に作ったから思いっきり人と被ってそうw
羊にスレ立ててみようかな・・・

91 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 00:14:31.06 O
>>89
それはありがとうございます
前に少し触れたかも知れませんが関西在住です
関東には全く行かないので恥ずかしながら土地勘が全くないです

あと、お話ししたいことでしたら全部がムリでも少しずつお話しできれば・・・と思ってます

確かに狼での小説スレは厳しいですね
予想以上に下火という感じです
あとけっこう流れも早いですし・・・
ですのでスレ立てなら新狼か羊なんでしょうね・・・

92 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 00:23:11.20 0
そういや確かに小説スレって一時に比べたら減ったねえ
エロ系で性的虐待スレと新作エロゲ、ファンタジー系でマーサー王くらいしか残ってないかな

93 名前:名無し募集中。。。 ◆dNocpxoQKQ :2008/11/27(木) 00:26:48.07 0
>>91
正直ベリ℃メンの恋愛発覚も下火になった一因かなぁと思います
法に触れる事でなければ恋愛は自由だと思いますけど発覚はして欲しくなかったですね(STKのせいですけど)
まさか自分が書いてる時祭りが起こるとは思いませんでしたw それ以降書いてないし読んでなかったりします

この手の話題とか小説を語るスレは羊に適してるんじゃないかなぁと思いました(ID有なので)
好きなハロメンは誰ですか?あと好きなカップリングはありますか?

>>92
書く人が全く増えそうにないですね・・・

94 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 00:45:10.47 O
>>92
ホント増えないですね
書き手が狼のペースで書くのが難しいのと
読み手も待ちきれないのがネックなんでしょうね
つい最近まで「核戦争後の熊井ちゃんりしゃこ・・・」やってたり
桃熊百合小説スレあったりしたんですけどね・・・


>>93
好きなハロメンですが
基本DDですがベリヲタで
推しメン順位は熊井ちゃん1推しでりしゃこ・桃子が2推しですね
カップリングについては桃熊ですね
あいりしゃこ・熊nkskも好きです

95 名前:名無し募集中。。。 ◆dNocpxoQKQ :2008/11/27(木) 00:57:15.56 0
>>94
書きたいって思う人自体があまり増えなさそうなんですよね
根本的すぎますけど

予想どおり梨沙子と熊井ちゃんが好きなんですねw
僕はみやももとちさまいが好きですw
かなりのDDなので1推しが決めれない感じです

ハロプロの現場には行かないんですか?

96 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 01:05:31.18 0
小説スレが下火なのはつまらないからだろ

97 名前:名無し募集中。。。 ◆dNocpxoQKQ :2008/11/27(木) 01:15:33.22 0
確かにそうかもしれないですね
つまらないと思う人もいれば面白いと思う人もいますけど
それ以前に興味がない人からしたら存在自体全否定だと思う

もう書くのは止めておきます
作者さん今日はありがとう。また機会があればよろしくお願いします

98 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 01:18:18.74 O
>>95
現場にはほとんど行かないですね恥ずかしがりなんで
全盛期のあやや紺とベリの公開録音だけです


>>96
それが一番の理由かも知れませんし目を逸らしちゃいけませんね・・・


99 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 01:40:14.42 O
>>97
レス遅れてスミマセン
おやすみなさい

100 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 04:05:36.22 O
100

101 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 06:52:34.76 0
おはようございますおまいら

102 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 10:30:46.49 O
おはようございます

103 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 12:15:39.22 O
昼過ぎ予定で

104 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 13:30:54.07 O
ゴトーが披露した『愛の装甲機神』の“秘技”の興奮が醒めやらぬ室内で、りしゃこ達とユーコ達の雑談はまだ続いていた

「あの・・・ちょっと気になったことが・・・」
「ん?どないしたん?」
ミヤビがユーコに前から感じていた疑問を直接ぶつけた
「あの、アタシ達の試合中に女王様の声が聞こえたんですけど・・・?
あと、お二人が試合中に突然、動きが止まったのは・・・?」

ミヤビの疑問にユーコが答える
「ああ、アレね・・・
あの時、ちょうどメーグルと一緒にナッチ達を操ってた“装置”の破壊作業をやってたんよ
で、二人の動きが止まったんは、ちょうど“装置”の心臓部分の『黒水晶』を破壊した直後やったんよ」
「へぇ・・・そうだったんですか!」
ユーコの“陰の苦労”にミヤビが感心したのを見て、ユーコはすっかり気をよくしたのか、
「そうなんよ!いやぁ、あの作業はホンマ骨が折れたわ!」
と、口が軽くなった
「そんなに、大変だったんですか・・・」
「まあ、ね
けっこう“核”の『黒水晶』はメチャクチャ硬いから壊すのが大変やったんよ・・・
せやけど、“コイツ”のおかげでうまくいったわ!」

105 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 15:48:00.56 O
五時目処で

106 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 17:14:37.84 O
そう言ってユーコがみんなの前に差し出したのは、一振の刀であった
「この霊験あらたかな神刀・『黄泉路(よみじ)』のおかげで悪い“縁”を“切る”ことが出来たわ!」
ユーコは誇らし気に語る
成る程、ユーコが自慢するだけあって、言われてみれば、刀身から“霊気”が出てるような気がする
しかし、りしゃこ達には『黄泉路』なんて言葉を知っているハズもなく―
「よもぎ!?」
「イボ痔!?」
と、見当外れの言葉ばかり出てくる
やや辟易するユーコ
その様子を見るに見兼ねたゴトーがりしゃこにそっと耳打ちする
すると、ゴトーから答えを教えてもらったりしゃこはニヤリと笑って大声で答えを言った

州*‘ o‘リ<みそじ!!

その瞬間、ユーコの表情が“鬼”の形相へと変わった・・・
「なんやて!?『三十路』やとーっ!?」
“正解”を教えたハズのゴトーはりしゃこの“暴発”に目を白黒させて困惑し、
自信満々で答えたりしゃこは、ユーコの“鬼”の形相にすっかり縮み上がっている
二人に悪気はなかったのだが、いかんせんタイミングが悪かった・・・
「『三十路』っちゅうたんはこの口かっ!?この口かっ!?」
そう叫ぶや否や、ユーコはりしゃこの頬っぺをがっちり掴んで思い切り引っ張り上げ、お仕置きをしたのだった

107 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 18:43:25.39 O
寒いですね

108 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 20:27:13.47 O
十時目処で

109 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 21:46:03.63 O
そんな騒々しいやりとりも一段落して―

「なぁ・・・自分ら・・・」
先程までの大荒れぶりとは打って変わり、ユーコはりしゃこ達を見つめて静かに語りかける
いつになく神妙なユーコの語りかけに、りしゃこ達にも緊張が走った
「ホンマ・・・ありがとうな!
このハロモニアを救うために、何も言わんとウチらに力貸してくれて・・・」
そう言うと、ユーコはりしゃこ達に突然頭を下げた
一国の女王が平民の少女達に頭を下げるなんてあり得ない出来事に、りしゃこ達は困惑した
「じょ、女王様っ!?頭を上げて下さいっ!」
「そ、そうですっ!アタシ達、自分達の意思でやってるんですからっ!」
そう言って頭を下げ続けるユーコに何とか頭を上げてもらおうとする
りしゃこ達の困惑を察知したアベナッチ、ゴトーが何とかユーコの上体を揺り起こしたが、それでもユーコの感謝の言葉は続いた
「ホンマのこと言うたら、ウチはいっぺんは諦めてたんや・・・」
「何を・・・ですか?」
「何を?この、ハロモニアの崩壊を阻止するんを、や」
ユーコの思いがけない言葉に、りしゃこ達は驚く
まさか女王自身が、一時的とはいえ、ハロモニア崩壊の阻止を諦めていたなんて思いもよらなかったからだ

110 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 22:44:15.42 O
少しあげます

111 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/27(木) 23:40:32.56 O
深夜に

112 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 01:32:59.12 O
あげ

113 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 02:53:46.37 O
まだ

114 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 03:47:22.28 O
唖然とするりしゃこ達に、ユーコは少し間を置いて、再び語り始めた

「まあ、それもしゃあないわな・・・
『マヤザック』の“封印”と引き換えに、英雄・トゥンク様も“異世界”に飛ばされてしもたんやし・・・
おまけに“封印”の“鍵”の“石”も効力を失くしてしもたからな」

((“石”!?))
ユーコの発した“石”という言葉に、りしゃこ達全員の脳裏に“あるもの”がよぎった
それはりしゃこ達の出会いが“偶然”などではなく、“必然”であったことを裏付けるもの―
それは・・・

「女王様・・・もしかして・・・!?」
「ああ、そのまさか、や!」
今まで淡々と語っていたユーコの顔が突然、綻んだ
「そう・・・それや!」
いつの間にかりしゃこ達がユーコの目の前に差し出していたもの・・・
七つの『護神石』と、『賢者の石』―

「これが・・・『邪神』の“封印”の“鍵”なんですか!?」
りしゃこ達を代表してサキが尋ねると、ユーコは黙って頷いた
しかし、りしゃこ達にはそのことがピンとこないらしく、
「でも・・・これのどこが“鍵”なんですか?」
と、ユーコに再度尋ねた

115 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 09:40:34.15 O
おはようございます

116 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 12:32:28.83 O
「その“石”は元々コイツに収まってたんや」
そう言って、ユーコは何かしら金属製の長い棒をりしゃこ達の目の前に差し出した
「これは・・・?」
目の前に差し出された長い棒を見て、ミヤビがユーコに尋ねる
「見ての通り、“鍵”や!」
「まんまかよっ!?」
確かに、金属製の長い棒は巨大化した“鍵”のように思えたが、
ユーコのそのまんまな言葉に、ついうっかりミヤビはツッコミを入れてしまった・・・

ズビシッ!!
「グエッ!!」
「・・・さ、続き続き!」
女王の逆鱗に触れて地獄突きを食らったミヤビを気の毒に思いながらも、一同はユーコの話に耳を傾ける

「元々りしゃこの持ってる“賢者の石”は、この“鍵”に嵌め込まれていたんよ
この“鍵”が“封印”としての役割を為すように、な・・・」
「そうだったんですか・・・」
「ところが、や!
この“鍵”で『マヤザック』を異次元に“封印”した際、“賢者の石”もどこか異次元に飛んでいってしもたんや!」
「・・・てことは?」
「そう・・・“鍵”の“封印”の力は不十分やった、ってことや
やから、『マヤザック』も“封印”の力が弱まってるのをいいことに、徐々にこの世界にも干渉し始めてる、っちゅうワケや!」

117 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 14:50:58.89 O
寝不足です・・・

熊井ちゃんが神龍だったら願い事をエンジョイしてくれる
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1227716015/

これオススメ
興味のある人はどうぞ

118 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 16:46:44.22 O
「じゃあ・・・“鍵”に“賢者の石”をもう一度嵌め込めば・・・!」
「そや!“封印の鍵”の復活や!」
ユーコの力強い言葉に、りしゃこ達も目を輝かせる
しかし、ユーコは浮かれるりしゃこ達を落ち着かせる
「まぁ待ちぃや!まだ話は終わってないで!
“封印の鍵”が復活するからって浮かれるのはまだ早いで!」
「え?・・・でも」
「さっきも言うたけど、“賢者の石”は異次元に飛ばされていったんやで!」
「それは・・・そうですけど・・・」
「実はな、“賢者の石”の効力が切れてるんや」
「「!!」」
ユーコの一言にりしゃこ達はハッと気が付いた
確かにりしゃこの持ってる“賢者の石”は本来の虹色ではなく、透き通った透明だった
何か気付いた様子のりしゃこ達にユーコが言った
「そういうこっちゃ
今の“賢者の石”からは力が無くなってる
せやけど、“護神石”を使ってもう一度力を注ぎ込めば元通りにはなるやろ」
ユーコに指摘されて、りしゃこ達は再度ハッと気付かされた
と、同時に表情も明るくなっていく
「じゃあ、アタシ達は何をしたらいいんですか?」
「ん?別に特別なことは何一つせんでええ
後で“護神石”を使って“賢者の石”に力を注ぎ込む作業を手伝ってもらうくらいやな」

119 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 18:02:57.80 O
あげますね

120 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 18:38:27.17 0
しろうとザコ小説家の女の子たちは少年みたいなのが多いという特徴
まあド素人だからしかたないがね?

すぐに無理がくるんじゃね?

121 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 18:41:28.06 0
>>116
地獄つきがなんなのかよくわからないな。
たぶん指先で突くやつなんだろうけど。
説明不足。

ギャグが寒い。

“鍵”とか“封印”とか目がちかちかして読みにくい
ぜんぜん読めない・・・w

122 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 18:48:05.42 O
>>120-121
進言ありがとうございます

123 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 20:32:22.91 O
あげます

124 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 20:56:27.82 O
州*‘ o‘リ<ハズレだもん♪だけど・・・

125 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 22:20:09.53 O
「あれ?りしゃこ、食べないの?」
みんなの食が進む中、なかなか食事に手をつけようとしないりしゃこに、サキが声をかけたのだ
その一言に一同の視線がりしゃこに集中する
見てみると、スプーンやフォークでお皿をかき回した跡はあるが、料理は減ってはいなかった

「明日が決勝戦で緊張してるのはわかるけど、ここはしっかり食べろ!とゆいたい」
と、マァがりしゃこに食べるように促す
しかし、それでもりしゃこは料理を口にしようとはしなかった

「ん?どないしたんや?ハラ減ってないんか?」
りしゃこの様子がおかしいことに気付いたユーコも心配そうに声をかける
りしゃこはユーコの問いかけに黙って首を横に振る
「ほな、どないしたんや?」
再度問いかけたユーコに、りしゃこはやや躊躇った後、静かに口を開いた
「あの・・・女王様」
いつもと違うやや弱々しい口調・・・
何か迷いがあるようにも見てとれる
そんなりしゃこがようやくユーコに問いかけた

「あの、女王様!
アタシのママは・・・
アタシのママは生きているんですか?」

126 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/28(金) 23:29:48.63 O
少しあげます

127 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/29(土) 00:31:20.12 O
りしゃこの一言に、その場が一瞬にして水を打ったように静かになった

「りしゃこ・・・」
りしゃこのその一言に籠められた気持ちが、ミヤビ達には痛い程伝わってきた
旅を始めてからずっと、片時も忘れたことなどないであろう“母親”の存在―
明日、大事な試合を控えている中で気持ちの整理を着けておきたかったのだろう・・・
それが痛い程伝わってきたのだ

ユーコをじっと見据えるりしゃこ
いつもと違う、真剣な眼差し
その姿に戸惑っていたユーコであったが、いよいよ意を決したのか、りしゃこの目を見つめながら言った

「りしゃこ・・・あんたのお母さんは・・・生きてるよ」
その一言に、りしゃこの顔がパアァァッと明るくなった
と、同時にミヤビ達も我が事のように喜びを爆発させる
しかし、ユーコの表情は喜びとは程遠く、むしろすぐれなかった
しばらくして、ユーコは喜ぶりしゃこ達の輪に割って入ってこう言った
「りしゃこ、確かにあんたのお母さんは生きとる
せやけどすぐには会われへんのや」
「「!!」」
ユーコの一言に、再び室内が水を打ったように静まりかえった

128 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/29(土) 02:49:37.65 O
朝にあげます
おやすみなさい

129 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/29(土) 04:06:05.23 O
テスト

130 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/29(土) 08:16:13.70 0
ほぜんしとく


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